こんにちは。全国医療的ケア児者支援協議会 事務局の黒木です。
我々が3月に実施した「医療的ケア児一斉休校に関する緊急全国アンケート」の結果、6割を超える医療的ケア児家族が、家事・育児負担の増大を懸念していることがわかりました。
家族が休養を取れるようにするために、東京都には重症心身障害児者(等)在宅レスパイト事業(以下、在宅レスパイト)という事業があります。
看護師が1回4時間まで自宅で重心児者や医療的ケア児者のケアを代替する事業です。
家族の負担軽減にぴったりなのですが、いろいろと制限があって、より広く使われるようになるためには改善の余地があります。
そこで、都議会公明党に改善要望を伝えました。
すると、まつば多美子議員が早速、3/24日(金)に東京都議会の締めくくり統括質疑の中で、以下2点を要望してくれました。
・現在は月4回、年24回という量の制限があるので、増加してほしい。
・1回2-4時間で利用できるように設計されているが、これだと2時間で使っても1回にカウントされてしまいもったいないので、年間◯時間までというように、時間単位に変更してほしい。
これに対し、福祉保健局長の内藤淳氏からは以下の通り前向きな回答がありました。
『今般の学校の臨時休業など新型コロナウイルス感染症対策の動向や、ケアを行う訪問看護ステーションの状況、区市町村の以降などを踏まえ、柔軟な検討を対応して参ります。』
この2点が早急に改善されて、より在宅レスパイトが利用しやすくなり、家族の休養の機会が増えることを期待します。
また、同じ制度が他の都道府県や自治体にも広まることも願っています。
都議会公明党のまつば多美子議員、栗林のり子議員、斉藤やすひろ議員、ありがとうございました!