こんにちは。
医ケア協議会の黒木です。
東京都教育委員会が、「来年度から保護者の付き添いなく学校生活を送ることができるよう校内管理体制を整えて参ります」と答弁してから2か月。(詳しくはこちら)
大変喜ばしい答弁であるものの、「教育委員会がそう言っても、現場が実際に動くかどうかはわからない」という心配をよく聞きます。
実際、医ケア協議会にも、
- 来年入学を控えたお子さんが、ヒアリングにきた都の関係者に、「呼吸器の管理は親に行ってもらいます」、と(答弁後の)10月に言われた
- 呼吸器の子が複数通学している学校。1人は来年から親の付添いなしでOKと言われたが、もう1人は来年も親の付添いと言われた、
というような相談が寄せられています。
そんな中、前々から進めていた国家戦略特区のWGヒアリングが、11月中旬に開催。
今回は関係省庁ヒアリングということで、文部科学省と東京都教育委員会に来てもらいました。
親の付添いについて、実際のところどうなのか質問したところ、
・「呼吸器だからという理由で来年度も保護者の付添いが必要と現場が言っていたら、それは誤り」
と都の担当者が明言してくれました。
都の担当者が、国家戦略特区のWGヒアリングという公の場で明言してくれたので、個別の特別支援学校で異なる意見が出てきても、すぐに都教委に連絡して、是正してもらうということが可能になりました。
政策においては、上層部において意思決定されても、「実装」レイヤーでそれが無効化される、というのはよくあることです。
なので都の担当者がこのように発言してくれたことは非常に心強いです。
今後、都の特別支援学校に通学される方で、呼吸器が理由で親の付添いが求められるようなことがあったら、医ケア協議会までご連絡ください。
都教委に連絡して、撤回してもらうようにしましょう。
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