こんにちは。全国医療的ケア児者支援協議会 事務局長の駒崎です。
安全な医療に欠かすことのできない消毒用エタノール。
在宅で医療行為を行う医療的ケア児とそのご家族にとって、在宅は医療の場そのものであり、消毒用エタノールはなくてはなりません。
また、感染すると重症化するリスクが高い医療的ケア児にとっては、マスクも同様に欠かすことができません。
実際、全国にアンケートを取ってみたら、なんと6割を超える人が、「マスクやエタノールの提供」を求めていることがわかりました。
これはまずい、と思って、野田聖子議員・荒井聡議員に訴えたのが12日(木)。両議員は2時間後に厚労大臣に要望書を渡します。
13日(金)には早速厚労省の担当官と我々との話し合いが始まりました。
そして、14日(土)。
https://www.fnn.jp/posts/00433870CX/202003141825_CX_
厚労省がダイヤモンドプリンセス号対策のために使う予定で使わなかった消毒液を見つけてきてくれて、それを全国の人工呼吸器を使う医療的ケア児のために使おう!となったのです。
今後、各都道府県に消毒用エタノールを発送し、都道府県経由で医ケア児のもとに配られていくようです。
問題提起したその2日後に、大量の消毒液が全国に配られることになり、我々も驚きと感動に包まれています。
これからも現場のニーズを即座に見える化し、それを国に持ち込み、必要な政策手段が実行される、と言うサイクルを回し続けていきたいと思います。
厚労大臣、そして厚労省のみなさん、本当にありがとうございました!!
13日のNHKで滑川伶奈さんとお嬢さんのすみれさんが消毒液がなくて困っているというニュースを見ました。
家に使いかけですが2本ほどありましたので、どうにか送れないかと思っていましたが、やはりそこは政府が動いた方が的確で早いですね。このニュースを見て安心いたしました。
【朗報】枯渇していた消毒用エタノールが医療的ケア児のもとに!4,500本供給が決定
…との事ですが、いつ頃どの様に供給されるのでしょうか?
そして、供給対象者は、どのように選定されるのでしょうか?
エタノール入手のめどが立ってよかったですね。
手指、タオルなどの消毒には次亜塩素酸ソーダ希釈液も有効です。
10Lの水に小さじ1/2杯のブリーチを入れると次亜塩素酸の濃度は10mg/Lとなり十分殺菌効果があります。
バケツに手を入れてふき取らずに15秒ほどしてから水道水ですすぎます。手荒れはほとんどしません。
水道水水質基準では0.1mg/L以上
プール水では0.4mg/L以上で殺菌効果があります。厚労省の0.05%(500mg/Lでは濃すぎて手荒れします。)
11年前まで北海道医療大で公衆衛生学と微生物学も一時担当してました。